2020年2月13日、日本国内では初となる新型コロナウイルスCOVID-19の感染者が死亡しました。
亡くなったのは、神奈川県の80代女性とのことです。
この女性は、中国への渡航歴なし、中権人との接触歴なしの模様。
厚生労働省の指針では、新型ウイルスの検査不要ですが、医師の判断でウイルス検査を依頼したと言います。
1月22日から倦怠感が続く。食欲不振も。
1月28日に近所の医院を受信し、経過観察に。
2月1日、肺炎と診断されて、相模原中央病院に入院。
4人部屋に入った。
2月6日、呼吸状態の悪化に伴い、設備が整った別の病院に転院。
2月12日、呼吸状態が更に悪化したため、医師の判断で検体をウイルス検査に。
2月13日、80代女性が死亡。亡くなった後に検査結果がわかり、新型に陽性とわかる。
なお、この女性の親類である、東京都の70代男性タクシー運転手も陽性反応がでましたが、その経緯は下記の通り。
神奈川県80代女性の娘さんのご主人が、東京都70代タクシー運転手とも推定される。
タクシー運転手の奥さんが、80代女性のお見舞いなどで濃厚接触があった模様。
1月15日以降は、羽田空港には行っておらず、中国人と思われる乗客も乗せたことはない模様で、プライベートでも中国人と接触はない。
※当初、羽田で中国人を乗せたと言う情報がありましたが、それは誤報の模様。
1月18日、個人タクシー・東京の城南地区の個人タクシー新年会を、屋形船で開催。
城南地区とは、港区、品川区、目黒区、大田区の4区と言う意味なりますがタクシーとしてはもっと狭い範囲と考えられます。
この際に、屋形船の従業員(70代男性アルバイト)が、武漢からの中国人と1月15日・16日の両日に接触していたことから、屋形船に参加した約100名のうち、タクシー運転手と運転手の妻を含めて10名が、その後、発熱などの症状が出ている事も判明。
屋形船の70代男性は1月20日に倦怠感で勤務先を早退し、1月27日から入院している。
城南地区個人タクシー支部の50代女性従業員も罹患しているが、新年会には参加しておらず、タクシー運転手と事務作業などを通じて、接触があった模様。
もちろん、発症した運転手以外との新年会参加者と接触はあったものと推測。
この女性は電車通勤していて、2月4日に嘔吐などの症状が出たものの2月7日まで勤務し、2月10日に入院した。
なお、タクシー運転手の妻は、新年会に出席したあとの1月21日、80代神奈川県の母と、日帰りで外出して昼食を共にしていた可能性があるという。
1月29日にタクシー運転手さんは発熱し、病院で診察。
その後タクシー業務は休み自宅療養。
2月3日、再診でレントゲンを撮ると、肺に影があるのを確認。
2月6日、再度受診して入院。
2月12日、検査依頼。
2月13日、検査結果がわかり陽性と出た。
80代女性も、70代男性も、最初から新型コロナの疑いで入院した訳ではなく、通常のカゼでも引き起こされる「肺炎」での入院ですので、一般病室や集中治療室で治療していた可能性もあるでしょう。
しかし、クスリが効かないので、医師が新型を疑い、検査したとも考えられます。
その後、新年会に参加したタクシー運転手は4名(50代~80代)と、運転手と同居する女性2名(50代~60代)、更に屋形船の従事者が追加で男性1名40代と、新たに屋形船関連の感染者が7名判明しています。
小松佐京さん原作で1980年に映画にもなった「復活の日」を思い出しました。
この復活の日では、新型ウイルスがスパイによって持ち出されるも事故で保管容器が砕け、6ヶ月後には全世界の人々が犠牲になるフィクション映画です。
生き残ったのは、各国の南極観測隊と、海中を潜航していた潜水艦乗員だけだったと言う内容です。
問題なのは、最初に日本で感染が確認された、神奈川県在住で武漢から戻って来た中国人のときもそうなのですが、どこの医療機関で診察を受けたのか?、最初と最後の病院はどこなのか?、食事をしたレストランなど、施設名(病院名など)が公表されないところです。
今回は、重傷化してお亡くなりになられた80代女性が、最初にどの医院で診察を受けたのか?、その後、どこの病院に転院なさったのか?、神奈川県の何市にお住まいだったのか?、娘さんとの昼食はどこで取ったのか?
和歌山県では医師が罹患したと言う事で、さすがに病院名も公表されましたが、なぜ、神奈川県の病院がどこなのか、わからないのか?
あえて記載致しませんが、神奈川県のどのあたりの病院に入院していたようだと言うような「噂」がすでに出ており、余計に人々を不安に陥れています。
正確な情報がきちんと出ていれば、県民の皆様も正しい対応が取れるのですが・・。
ひとりひとりが、注意して、パンデミック(感染爆発)にならないよう、心がけたいところですが、新型コロナの患者さんが、どこの病院で、普通に診察を受けてしまったのか?
これが、わからないことには、最大限の防御を個人で行うのにも限界があります。
個人宅の細かな住所は、もちろんプライバシーがあると存じますので、不要です。
しかし、誰もが訪れる可能性がある、公共の場所に関しては、情報公開が必要なのではないでしょうか?
自分が罹患して、他の人にウイルスをばらまいて、世の中にご迷惑をかけないために、病院の名前は知りたいところです。
新型肺炎での健康相談は下記まで。
厚生労働省のコールセンター
03-3595-2285
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