2019年7月28日午前7時44分頃、神奈川県川崎市の登戸駅近くにて、18名→19名が包丁で刺される凶悪な事件が発生しました。
そのうち、小学校6年生(11歳)の女児と、39歳のサラリーマン男性の死亡が確認されているほか、容疑者と見られる川崎市麻生区の51歳男性も、搬送先の病院(聖マリ)にて死亡が確認されました。
小学生女児14人・男子児童1名と大人2人の計17人が、いずれも首を中心に深い刺し傷を負っており、現場にいた保護者のひとりである40代女性1人と、小学生女児3人ら合計6人が重傷です。
被害に遭い、お亡くなりになられた方のお名前・ご住所などは下記のとおり。
栗林華子(くりばやし-はなこ)さん(小学校6年生・11歳) 東京都多摩市桜ケ丘2丁目
小山智史さん・39歳男性(世田谷区桜上水5丁目・外務省の職員)
この記事では、死亡した容疑者が犯行に及んだ際の時系列・順番をできる限り詳細に記載して残したいと存じます。
容疑者名が読売新聞(夕刊)に掲載されたようですので、下部に追記しました。
ファミリーマートの駐車場に、容疑者が持っていたとされる黒いリックサックが残されていた。
そのため、コンビニ付近にて最初の犯行に及んだ模様。
包丁は全部で4本、現場で押収されている。(リックサックの中に2本入っていた模様)
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現場はJR南武線と小田急線の登戸駅から西に約200メートルの住宅地。
容疑者は、新品の刺し身包丁(柳刃包丁とも?)を両手に持っていた。
手にはグローブ(滑り止めの手袋)をはめており、最初に、コンビニ付近で男性の背中を刺した。
大きな声で「ぶっ殺してやる」と叫んでいた。
児童らを刺していたころは、教頭先生の説明によると無言だったとの事。
差された女性(保護者と見られる)は「まだ死にたくない」と現場で話していて、隣にいた子供が手をにぎり、介抱していた方も「大丈夫だよ」と励ましていたと言う。
容疑者は包丁を持ったまま、ファミリーマートから、駅の方向へと移動。
ちょうど現場付近は、私立カリタス学園小学校のスクールバスの乗降場にもなっていた。
スクールバスのバス停には毎日教頭先生が立って児童を誘導している。
スクールバスが止まって、6名前後の児童が乗り込んだところで、列のうしろの方から「キャー」と言う叫び声が聞こえて来た。
教頭先生は、状況が見えないため、道路に出て後ろを伺う。
バスの運転手は、子どもたちの悲鳴がして、気づいたら男がいて、バスを待つ児童らを次々に刺していたと証言。
バスから降りて「何をしているんだ」と怒鳴ると、その男はバスの後方にあった路線バスのバス停にて、自ら首を差して、その場に倒れ込んだ。
運転手さんは警棒を持って歩道に出たと言う情報もあり、バスの後方に落ちていた包丁を茂みに投げ込んだと言う。
教頭先生はすぐに110当番に通報しており、その後、無事な児童をバスに乗せ、重傷の児童に付き添った。
カリタス小では毎朝3台のバスを使って登戸駅から学校まで計8便のバスを運行している。
被害にあったのは6便目のバスに乗る児童らだった。
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容疑所の服装は、上下とも黒の服装。
丸刈りで眼鏡をかけ、黒いシャツとズボン姿(ジーンズ)だった。
警察が駆けつけて身柄を確保したときには、すでに心肺停止の状態だった。
被害に遭ったのは、小学校1年生の子たちだけが乗る時間帯のスクールバスだった。
カリタス小学校は児童総数646名で、多くが女子児童(男子63人、女子584人)だという。
男は子どもたちを刺す前に、付近にいた大人を先に刺したという情報もある。
コンビニでは、子どもが10人ほど駆け込んで、助けを求めた。
男がバスに乗り込んで児童に襲いかかったとの情報もあるが、乗っていないとの情報の方が正しい模様。
近くのクリニックの医師も駆けつけ、被害者の心臓マッサージに加わっていた。
NHKニュースでは流しませんでしたが、民放のニュースでは、かなり大きな血だまりが、少なくとも4箇所、道路にあった。
日本医科大学武蔵小杉病院に心肺停止で搬送され、その後、死亡が確認された39歳男性は、現場にいた児童の父親で、止めに入った保護者との情報も。
ただし、亡くなった小6女児の父親ではない模様。
聖マリアンナ大学病院からは、救急車2台に医師と看護師が1人ずつ乗って出動し、現場で医師らが応急手当を行った。
亡くなった女児と男性は、既に心肺停止状態だった。
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容疑者のものとみられる健康保険証が発見されており、神奈川県警は男の身元特定を急いでいる。
カリタス小学校は臨時休校となり、保護者らが学校に駆け付けて児童らと随時帰宅。
小学校1年生の子どもたちは入学してまだ2カ月。
この日は、登戸駅からバス停までの間、1年生を教職員が引率する日になっていた。
バス停で高学年の児童と合流したところで事件が起きたという情報もある。
夕方17時より緊急の保護者説明会を開催予定。
※中学校と高校は、午前中で生徒を帰宅させた。
小学校は5月31日まで臨時休校の対応を取る。
現場で、バスを待つ児童らの列は、カリタス学園のバス停から西へ(ファミリーマート側)に列が伸びていて、ファミリーマートの角で南武線側に曲がっていた模様です。
テレビ朝日?の女性記者?さんが、ちょうど通勤途中に現場を通りかかったようで、詳しく当時の様子を語っている。
かつて2001年6月には、大阪府池田市の大阪教育大学付属池田小学校にて、男が児童8人を殺害し、教諭を含む15人が重軽傷を負った事件もありました。
ちょうど日本を訪問していたトランプ大統領も、事件に触れて哀悼の意を表しています。
死亡した容疑者の情報
読売新聞(夕刊)によると、犯行に及んだのは、岩崎隆一容疑者とみられていると掲載されている模様です。
51歳・男性
登戸駅から約4km離れた、小田急線「読売ランド前」の駅から北側のあたり(川崎市麻生区多摩美1丁目)の一軒家に住んでいた模様。
所持金は約10万円。
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岩崎容疑者は、小学校に入学する前後に親元を離れて、この家に住む伯父夫婦に引き取られたと言う。
10代後半で家を出たが、数年前から再び、高齢で病気がちの伯父夫婦がいるこの家に戻っていた模様。
約1年前には、隣の家にある庭の木の葉がフェンスから飛び出していたため、道を歩いていた自分に当たったと苦情を申し立て、約30分間、口論になったと言う。
捜査員は、パイプ椅子・傘・蚊取り線香・虫よけスプレーを持ち込んで家宅捜索を行っている。
NHKが小中学校時代の同級生に取材したところ「怒りやすい性格で校内で頻繁に暴れていた」と言う事で「このような事件を起こしても不思議には思わない」と言う趣旨の発言をしている。
ブチ切れる性格で、中学生の時には、よくケンカしたが、いつも負けるのは岩崎容疑者だったと言う。
また、新しい情報が入りましたら内容を追記・更新させて頂きます。
川崎登戸殺傷事件犯人の名前は岩崎隆一容疑者と判明…ネットの反応は https://t.co/orWsFoYufh pic.twitter.com/tnS0MkbBSQ
— ジャストニュース (@just_newsmedia) 2019年5月28日
ほぼ間違いなく死刑の判決が出る、通り魔・殺人事件ではありますが、関係ない人を巻き込んだこと、司法の裁きにて容疑者を処罰できなかった事に、憤りを感じます。
幼い命、また将来ある方々がお亡くなりになりましたことには、涙せずにはいられません。
謹んでご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご家族・ご友人らに心よりお悔やみを申し上げます。
また、ケガをされた皆様の一日も早いご回復をお祈り申し上げます。