阪神「岡田彰布」監督のもと就任するコーチ・選手などの動向(2023年シーズンに向けて)

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17年連続V逸の阪神が来季2023年監督に、前回2005年にリーグ優勝した元監督の岡田彰布さんに内定。→ 決定
今季終了後に監督就任を発表することになった。 → CS敗退翌日に発表された。
問題はコーチ陣であり、特に得点力不足を改善するための打撃コーチと、エラーが多すぎるため守備力を向上させる守備コーチに注目が集まる。
現時点でコーチ就任が予想されているのは下記の通り。 → 発表された。
今後も変化するので適時更新させて頂く。




岡田阪神のコーチ陣

岡田監督のもとコーチに就任するメンバーは下記の通り。

(敬称略)

1軍監督 岡田彰布(64) ← 15年ぶりの再登板
ヘッドコーチ 平田勝男(63) ← 2軍監督
バッテリーコーチ 嶋田宗彦 (60) ← スコアラー

投手コーチ 安藤優也
投手コーチ 久保田智之

打撃コーチ 水口栄二
打撃コーチ 今岡真訪

内野守備走塁コーチ 馬場敏史
内野守備走塁コーチ 藤本敦士 ※残留
外野守備走塁コーチ 筒井壮 ※残留

2軍監督 和田豊 (60) ← テクニカルアドバイザー(TA)
投手コーチ 福原忍 ※残留も2軍に転換
投手コーチ 江草仁貴
バッテリーコーチ 野村克則
バッテリーコーチ補佐 日高剛
打撃コーチ 北川博敏
打撃コーチ 山崎憲晴
内野守備走塁コーチ 田中秀太
外野守備走塁コーチ 工藤隆人

藤川球児(42)球団本部付SA (国際スカウト) ← スペシャルアシスタント(SA)
※当初は2軍チーフや2軍チーフ兼投手コーチとの報道もあったがSAになる模様

今岡真訪 (48) は健康面不安から発表が遅れたが追加でコーチ就任となった。
ただし、チーム合流するのは春季キャンプからになりそうという事。

以上が最新の執筆更新時点で決定している布陣。




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検討中とされるていたコーチ

下記は過去の情報ですが、コーチが決まるまでの過程での話をそのまま残しておきます。

馬場敏史(57)~1軍内野守備走塁コーチ要請か? ← オリックス、ヤクルト、DeNAなどで守備コーチを歴任

松山秀明 (55) 1軍内野守備走塁コーチ ← ソフトバンクの2軍内野守備走塁コーチ 検討中報道
※馬場コーチに絞られた模様

安藤優也 (44) ~2軍投手コーチから1軍昇格が予想される
久保田智之 (41) ~2軍投手コーチから1軍昇格が予想される

嶋田宗彦 (60) ~1軍バッテリーコーチ ← スコアラー

藤本敦士(45)残留
筒井壮(47) 残留 ~外野守備走塁コーチ兼分析担当コーチ
福原忍 (45) 残留 ~2軍投手コーチへ転換か?

筒井和也 ~ 2軍投手コーチ ← スカウト

今岡真訪 (48) 1軍打撃コーチ ~阪神では2軍コーチ、その後、ロッテで2軍監督を1軍ヘッドコーチも経験したが2021年末に退団している(健康面に不安がある)
水口栄二 (53) ~早大の後輩でオリックス監督時代にもコーチとして岡田監督と共に、坂口、T-岡田らを育て上げた
関本賢太郎 (44) ~阪神では内野手、引退後は解説者として活躍中。

その他のコーチは、これまでの事例から行くと、矢野監督時代のコーチが配置転換されるものと推測できるか?
矢野監督が呼んだ井上一樹ヘッドコーチは退団となるだろう。

※鳥谷敬(41)には要請する前に意向を確認したところ、本人にまだもう1年はネット裏で勉強をしたいとの意向が強いために見送り
※掛布雅之 (67) は、仮に岡田監督が3年務めたら掛布さんは70歳となるため、これから新人監督は厳しいか? (正直、高卒と大卒の差もあると思われる)
※赤星憲広 (46) は、腰が痛いこともあり1年現場に出るのは厳しいと本人も言っている模様

<注釈> 春季キャンプ(沖縄・宜野座)では、赤星憲広と鳥谷敬が臨時コーチになる予定。

糸井嘉男 (41) は球団のアドバイザー就任の見込み

退団が発表されたコーチは下記の通り

井上一樹ヘッドコーチ、藤井康雄一・二軍巡回打撃コーチ、新井良太打撃コーチ、金村曉投手コーチ、藤井彰人バッテリーコーチ、久慈照嘉内野守備兼バント担当コーチについては今季(2022年)限りで退団
※藤井彰人は、広島のヘッドコーチになる模様

ちなみに、ドラフト会議は2022年10月20日の予定。
CSの結果次第だが、日本シリーズ進出となると監督はまだ矢野監督。
CSファーストステージ敗退の場合は「新監督」に切り替わっていると考えられる。

<追記> サンズが国際スカウト就任(駐米スカウト)。2023年1月から追加助っ人の調査を開始する。
※現在のアンディ・シーツ駐米スカウトは退団。

トレード成立

阪神と日本ハムで2対2トレード。
阪神からは江越大賀外野手(29)と、斎藤友貴哉投手(27)が日本ハムへ。
日ハムからはからは渡辺諒内野手(27)と高浜祐仁内野手(26)が阪神への2対2の交換トレードに合意。
新庄監督に預けるとなれば阪神ファンも安心して送りだせる。
しかも、新人ドラフトも日本シリーズもこれからだと言う10月18日に発表と、現役ドラフトも待たずにこんなに早い時期のトレードのため、残りの阪神選手も秋季練習必死になることであろう。

渡辺選手は、2013年ドラフト1位の2塁手。
通算打率.257、通算本塁打28本。
規定打席到達の経験があり右打ちで直球に強くホームランも打てるため、いきなり阪神の2塁レギュラーになる可能性もある。
ただし、守備面は不安あり。
秋季キャンプの結果、守備では二塁から三塁に転向となった模様。
阪神とは年俸4000万円で契約。

髙濱選手は、2021年に107試合出場し、打率.262、本塁打8本、打点43をマーク。
長打力と勝負強さが魅力の強打者で、内野は2塁・1塁・3塁と外野を守れるユーティリティー選手だ。
横浜高校時代、甲子園では伊藤将司がエースで、高浜が4番だった。
2007年、高校生ドラフト1位で阪神に入団していた髙濱卓也選手が兄。
阪神とは年俸2000万円で契約。
2023年は外野コンバートになる見込み。

選手の動向

有原航平 (30) の獲得へ向けて調査。
※現在レンジャーズ傘下3A。阪神は2014年ドラフトで1位指名するも抽選でハズレて日本ハムが獲得していた経緯もある。(岡田監督と同じ早大出身)

藤浪晋太郎(28)は、ポスティング・システム(入札)による来季(2023年)のメジャー移籍を希望しており、シーズン後に正式に話し合いの場を持つ。ダルビッシュとの合同自主トレも行っている。
岡田監督も了承済みで球団はポスティングを認める模様。
<追記> 正式に藤浪晋太郎投手がポスティングシステムを利用して米球界に挑戦することが球団から発表された。
ポスティングの申請期間は11月1日から12月15日までで、翌年の1月28日まで30球団と交渉が可能。
契約が成立すれば、阪神は契約額に応じた譲渡金を得ることになる。

西勇輝(31) は、2度目のフリーエージェント(FA)権利を取得。
FA権を行使した場合は複数球団が獲得に乗り出す可能性が高い。
阪神としては今季(2022年)の年俸2億円プラス出来高払いを上回る好条件とともに、3年以上の複数年契約で残留を要請している。(FAせずに阪神に残るのではないか?との報道もでた)
11月7日、スポニチさんが西勇輝はFA行使のうえ放棄すると言う異例の残留状態で、阪神在留を決断したと報道。(阪神に骨を埋める覚悟なのだろう)
<追記> 4年総額12億円規模との事。

岩崎は4年8億円。
岩貞は3年契約。

ケラー投手(29)は来季(2023年)も残留濃厚(再契約ができれば)

途中加入したロドリゲス選手はCS出場選手枠も外れ帰国となり、このまま退団になる見込みだったが、CSではベンチに入っている。
ロドリゲスのおかげで勝てた試合もあったので、そのような意味ではCS出場には貢献したひとりではある。

ガンケル投手、アルカンタラ投手、ウィルカーソン投手とは契約を更新しない方針。

小野泰己投手(28)が来季構想外、守屋功輝選手、尾仲祐哉選手、牧丈一郎選手と4名が戦力外となった。
その後、小野選手はオリックスと育成契約。
岡田監督が評価している高山選手のクビは繋がったので、2023年こそ高山選手に期待か?

侍ジャパンには阪神から佐藤輝明、近本光司、中野拓夢、湯浅京己の4人がメンバー入りした。

ドラフト1位候補の高松商・浅野翔吾外野手は、阪神を含めたNPB10球団と面談。(突出した候補少なく1位競合が予想される)
白鴎大の左腕・曽谷龍平投手も1位候補。
新人ドラフト会議は10月20日の予定。

総評

野球は「守り」がすべてと言っても過言ではない。
どんなに優秀な野手を揃えたとしても、ヒットは10回に3回しか打てない訳なので、投手が最少失点に抑えて「守り勝つ」という試合がどれだけできるか?が、野球と言うスポーツである。
その守備にて多少エラーがあるのは仕方ないところだが、10回アウトにできるときに、限りなく10回にと、どれだけアウトがとれるかがカギだ。
そのため、守備位置を固定させ、その守備位置のプロを育てるようにしっかりと守備練習に取り組むこと。
今の阪神の場合、極端な話、球団側で要する練習は守備練習だけでも良いくらいで、あれだけ練習してもチーム打率.243にしかならない打撃に関しては勝手に自主練習してくれと言うようなくらいの考え方でも良いくらいだ。(極端な話)
阪神タイガースの戦力としては、引き続き投手陣が素晴らしく、藤浪が抜けたとしても、先発ローテに困らないのが今の阪神の良いところ。
あとは守備重視の適材適所と、普通の采配ができれば、優勝できる戦力を有している。

岡田監督も言っているが、佐藤輝は本職のサードに固定するべきなのは言うまでもない。(本人がライトに転向したいと言えば別だが)
そもそも内野ができる選手を、わざわざ外野にする必要性がない。
となると大山は1塁になるが、なんとかなるだろう。
この主軸2人は、打撃に集中できるよう配慮する(極力余計な負担をなくす)ため、試合途中にポジション変更などあり得ない。

あとは、毎年の課題となっている守備力。
佐藤輝と大山は守備位置固定すれば、練習も集中してできるだろうし、本人もその守備位置はオレしかいないんだと言う専門としての自覚を持って臨める。
あとはショート・セカンドのエラー軽減。
守備は練習すれば改善できるので、とにかく「練習」の「量」となるので、秋季にどれだけ守備練習時間を使えるかだ。
また、今の状況であればキャンプで打撃練習を減らしてでも、守備練習をするくらいのチーム方針が必要となるだろう。
公式戦の試合前も、シートノック中心の練習で良いくらいだ。
チーム打率.243なのだから。

監督の仕事(采配)の8割は、スタメンを決める事。
ポジション・打順を決めるのが監督にとって最大の仕事となるのだが、矢野監督の時には、打順も守備位置も普通ではなく異常な事が多かった。
たまには仕方ない部分があるが、試合途中でポジションも変えすぎては、守備が気になってしまい、打てるものも打てない。
そもそも守備力が低いのに守備位置をコロコロ変えてエラーされるのでは投手陣もたまらないが、それが「俺たちの野球」と言う事であった。
調子が良い選手を見抜く力も普通ではなかった。
打順(組み合わせ)が悪ければ、チャンスで点も入らない。
近本3番と言う変な打順で、たまには良くても、期待した通りに上位打線が機能したのか?と言う話だ。
いくら3・4・5番に適任がいないとしても、現状からだと近本は1番と言うのは当たり前と言える。

状態が良いからと2軍から1軍に上げても、使わなければ意味がない。(不足したので1軍に補充したと言う事であれば使わなくても問題はないが)
ケガしているマルテを1軍に上げてスタメンで使うも、まともに走れず、翌日には2軍に下げたと言うヒドイ起用もあった。
勝ちに行くのではなく、投手交代で交代投手が常識外れだったり、タイミングが遅いと言う面も目立った。
守備固めで早く主力を交代させてしまい、延長に突入すると4番大山がいないと言う采配も多々あった。

監督には特別に神ががった采配をしろと言う事ではない。

2022年の阪神は得点が489、失点が428と、得点のほうが上回っている。
失点より得点の方が多かったのはヤクルトと阪神の2球団だけなのだが、阪神の勝敗成績は68勝71敗と負け越しているので、勝てる試合をかなり落としていると言う印象になる。
得点の方が上回っているようにここ数年の戦力はある程度整っているため、普通に采配が出来れば良いので、普通にできる監督であれば矢野監督でも良い訳だ。

岡田監督のもと、打撃のほうの外国人は総入替えとなりそうだが、野手の助っ人は当たり外れが大きいため、戦力になれば良いなと言う考えにしかならないであろう。
ただし、3塁や1塁しか守れないような外人ではなく、阪神の主力選手とかぶらない守備位置での外人獲得が良い。
矢野監督時代には、とにかく打撃重視で獲得し、守備位置が軽視されていた。
とにかく野球は、投手も含めた守備力を発揮させ、相手より失点を少なくなるよう守って勝つと言うスポーツである。
やはり、優勝監督のもとで学ぶことも無かった新人監督の限界があったか?

優勝には至らなかったが、極端にFAや外国人に頼らず、ほぼ生え抜き選手だけで戦えるチームになってきたのは金本監督・矢野監督の功績と言えよう。
しかし、この2人で永い年月を無駄にしたのも事実である。




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藤浪投手は、投げ終わるまで顔をホームベースに向け、投げたいところをずっと目で見ながら、そこに投げるだけで、コントロールも改善できる。
ずっとホームを見るフォームになると思いっきり投げられないので、当然、球速は落ちるが、藤浪選手の場合それでも球の威力は十分にある。
2022年の後半は、このホームを見て投げることができていた。
それでも球速は155km/h出ているので、これを2023年も忘れないのがカギになるだろう。
阪神にとっては損失となるが、メジャー挑戦は本人の夢でもあると思う。
MLBで雇ってくれる球団があれば応援したい。

早稲田の蛭間選手はドラ2くらいでお願いしたい。

以上、敬称略で記載されて頂いたことをお詫びする。

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