阪神タイガース2022年開幕9連敗の原因は開幕戦の負け方

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2022年の阪神タイガース。
開幕戦・・。
この8―1から逆転された初戦がすべてだった。
残り2回の時点で、まだ5点差あり、ヤクルトより大きく得点が勝っていた。
開幕戦は、先発投手もチーム内では最高だと判断する投手を出している。
開幕で勝利すれば、その後の勢いに乗りやすい。
よって開幕戦では点差は関係なく、中継ぎ投手も、これで勝てると信じられる最高の投手をつぎ込み、勝てる時には勝ちきらないといけない試合となる。
大事な初戦なのに「初期設定」をしっかりできていなかった。




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5点差ありながら逆転を許した投手が悪いと言う事ではなく、この投手で良いだろうと判断し、勝ち試合の継投策にせずに出し惜しみしたベンチの采配ミスと言える。
調子が良い選手を見極めることが出来ず、出す選手に「抑えてくれるといいな?」「打ってくれるかな?」と言うような「期待感」での起用が多いように感じてならない。
大事な試合では、これで絶対に勝つんだと言う姿勢を選手交代でも監督が見せていかないと、相手チームもこれだったら勝てるかもと思わせてしまう。
しかし、お試し起用のように、オープン戦で行うべき戦術を公式戦でも引き続き行っていると言える。
要するに勝負勘と言うか、勝負どころがわかっていないので、昨年(2021年)もあれだけの勝ち星を挙げながら、たった1試合の負けが響いて2位だったのだ。
試したりバクチをすのはオープン戦で終わりにして、公式戦では普通に戦うと言うのが一番。
しかし、相手チームよりもデータを活かしているとも思えず、調子が悪くてもお気に入り選手を使い続けたり、打撃優先の布陣であるところも、見る目があるのではなく「期待感」だけで決めているように思えてならない。

もし、開幕戦を落としていなければ、勝率5割くらいで推移していたであろうが、セ・リーグ新記録となる開幕9連敗となってしまっている。
ただ、8試合目(読売戦)での打撃スタメンは、7回連続負けて気が付いたのか?、ようやく少しはまともな布陣になってきたのかな?と感じる。
しかし、6番からの下位打線はまだ布陣が悪く、9試合目に2軍で調子が良いからと昇格させた豊田を外野手として即スタメンにしないのも疑問に感じる。
ドラフトで取ったばかりの選手なのだから、代打でも使わないのであれば、2軍の試合に出させておいたほうが本人のためにもなる。

更に阪神の場合、ポジションが良くない状態に関しては改善されないまま、毎年続いている。




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調子悪いのに打ってくれるだろうと期待を込めて使い続けたマルテをようやく外したため、1塁に大山が入るのは緊急事態とは言え、糸原をサードに入れるのであれば、佐藤輝をサードにするべきだし、守備で選手に負担をかければ打撃にも影響してくる。
<注釈> 佐藤輝選手は、入団以来、阪神タイガースの選手登録でも「内野手」となっているのに外野守備がほとんどなのが実情。
そのため、打者は守備の負担も増しているからヒットを打てても、肝心なところで打線がつながらず、得点力が乏しい訳だ。
得点できなかったりエラーがあれば、今度は投手陣にも負担がかかるので、どんどん悪循環となって行く。
もし2箇所のポジションをこなすのであれば、その分、2倍の練習ができていれば文句は言わない。
しかし、エラーの多さからみても練習不足なのは、ここ3年間わかりきっていたことだ。
自分が本職の守備練習するのと、他の守備位置もやれと言われて、やらされる練習とでは習得度も違ってくる。
そのような意味でも、特に主軸バッターこそは、本職のポジションにて固定させないといけないのだが、阪神は試合途中でもコロコロと守備位置変更がある。
この打撃を優先しすぎている守備位置の采配が非常によくなく、チグハグを発生させてしまう。

野球の基本に戻って守備優先でのスタメン起用をしていかないと、1度連敗を止めても、また同じことの繰り返しになるだろう。
そして、選手に成長を求めるのであれば、監督自身も成長していかないといけないのではないだろうか?
戦力はそんなに劣ってないのだが、監督の采配が毎年よくなってきているとは思えない。(悪くもなっていないが、もともと采配がおかしいのが続いている)

2022年の阪神は、とても優勝は無理だなと感じて、DAZNも契約解除していたが、こんなにはやく優勝が難しい状態になるとは予想していなかった。
ここまで来たら、開幕13連敗のプロ野球新記録でも、どうどうと作って頂きたいところである。
そんな貴重な経験ができるチャンスがあるのが、2022年開幕した阪神の状態と言えるであろう。
中途半端が一番いけないので、とことん負けるのもなかなかできない貴重な経験となり、成長の糧となるであろう。




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よく「スアレスの抜けた穴が大きい」と言うが、守護神を外国人に頼っても、使えて数年間だけだと言うのは最初から分かり切っている事。
基本的にクローザーは藤川球児のように日本人を据えないと、長い年月有効とならない。
マルテに関してもケガが多い選手なので1年間フルで1軍にいたことがないなど、そもそも期待できない。
守備に関してもセカンドが物足りなかったら、ドラフトで2塁手を取ったりするものだが、打撃優先で選択し守備位置がないがしろになっている。
バランスを取らず、このように長期戦略的な部分も欠けており、場当たり的な補強になっていることも響いているのだろう。

とにかく、矢野監督が就任して以来「普通の采配」をして欲しいと願い続けている。
ミラクルな采配や、神がかり的なことまでは期待していない。
普通で良いのだ。

別に監督交代を望んでいる訳でもない。
ただし、監督もしっかり反省して、普通の采配ができるように成長しなければいけないと言う事になる。
今の阪神の戦力であれば、特別な事をしなくても普通に戦っていればそれなりに勝利できる。

何かギャンブル的なサインを出したり、ヘンなところで交代したり、逆に投手の継投(交代)のタイミングが遅れたり、お気に入りの選手を出したり、ポジションをコロコロ変えたり、2軍としての戦い方をするのではなく「フツーの采配」をお願いしたいのだ。
至って普通のスタメンにて選手を起用し、ピンチな場面では普通に投手交代し、1塁にランナーが出れば普通に送りバントさせ、必要なところでは普通に代打を送り、勝ち試合では普通に調子が良い投手で継投させて頂きたいのだ。
そうすれば、今の阪神の戦力では自然と勝てるようになるであろう。

監督には普通の采配を期待【阪神タイガースが勝つ方法】