COVID-19 新型コロナウイルス(新型肺炎) なぜ発生したのか?

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新型コロナウイルス「COVID-19」(コビッド)は、武漢の海鮮市場で売られていた食材から人に感染し、更に人から人へと感染拡大したと考えられています。
しかし、なぜ、そのようなウイルスが突然現れたのか?
中国では野生動物の内臓などの生食が日常的とは言え、武漢の華南海鮮市場にて、突然、未知のウイルスが現れたとはとても考えられません。
病原体はどこで発生して、どこから運ばれてきたのか?、そもそも、食材として飼育されていた動物に宿っていたのか?
あくまで可能性の話ですが、パンデミックになった要因として、探ってみたいと存じます。

なお、記載している内容は、報道されているものなどより抽出したものです。
全部が正しいとは考えないでください。
可能性としての話ですので、信じてデマなどとして流さないようにお願い申し上げます。




武漢NBLから流出?

武漢市の中心から直線距離で15キロほどの場所には、中国科学院の機関である武漢国家生物安全実験室(National Biosafety Laboratory, Wuhan)があります。
この武漢NBLは2018年1月から本格的に運用開始となった最高レベル「BSL-4実験室」を備えているウイルス研究機関で、エボラ出血熱のウイルスを含む自然免疫原性ウイルスや、その他新たに発見されたウイルスの研究を日々行っています。
建設を請け負ったのは、人民解放軍に近い建設業者でもあったことから、新しいウイルスを開発し、生物兵器(バイオ兵器)に転用する研究が行われるとの疑いは、建設当初からありました。

その武漢NBLの職員が、誤って新型コロナウイルスと接触感染し、華南海鮮市場を訪れたとも考えられます。
また、動物実験を行い、その死亡した動物を業者に処分依頼するも、業者は動物実験したという事実も知らされておらず、食材として横流しし、海鮮市場に持ち込まれた可能性も考えられているようです。

華南海鮮市場は「海鮮」と言う名称ではありますが、海の幸以外に、ハクビシン、タケネズミ(竹鼠)、アナグマ、蛇、ロバ、羊、豚、ラクダ、キツネなどの動物も販売していました。

もし、中国が生物兵器を人体実験として故意に伝染させたのであれば、自国の経済がマヒするような事態を避けるため、細菌は他国にばらまくでしょうから、故意に意図したとは考えにくいです。
そのため、武漢NBLからだと仮定しても、間違って、このようなことになってしまったものと推測できるかも?知れません。

ちなみに、BSL-4の生物安全実験室は、中国だけではなく世界24ヵ国に合計59ヵ所以上あることを付け加えさせて頂きます。
日本では、今回の新型ウイルスの検査機関になっている、東京都武蔵村山市の「国立感染症研究所」がBSL-4です。
他にも、筑波の理研筑波研究所もBSL-4の設備を有していますが、筑波での運用はBSL-3までになっています。
また、長崎大学感染症共同研究拠点が建設中(2021年完成予定)です。

<追記>

米下院外交委員会の共和党スタッフの報告書によると、2019年9月~10月、武漢にある6つの病院のうち、5つの病院の駐車場が、他の平均的な日に比べて、非常に混雑していたことが、衛星写真から判明。
同じく、中国の検索エンジン「バイドゥ」でも、この時期「咳」と「下痢」の検索が増加した。
2019年10月18日からは、第7回軍事スポーツ世界大会(MWGs)が、武漢で開催されており、世界109カ国から9308人の選手が集まった。
このとき、中国政府は23万6000人のボランティアを動員し、90箇所のホテルを使っている。
この時、参加したカナダの選手は「街はロックダウン状態だった。」と表現。
武漢に到着後、12日間、熱と悪寒、吐き気、不眠に襲われ、帰国する際に、60人のカナダ選手は、機内後方に隔離されたと言っている。
この軍人のスポーツ大会で、武漢ウイルスが、世界に広まったと仮定している。

問題の武漢ウイルス研究所は、新型コロナの感染が広がる前、廃棄物処理システムやお粗末な空調設備の工事が行われた。
そのため、研究者は、本来「BSL-4」という高度な実験室で行うべきウイルスの遺伝子操作実験を、「BSL‐2」や「BSL-3」のような、簡易設備の実験室で取り組んでいたとされる。
BSL-2は、歯科医院の診察室レベルの防疫。
2019年9月12日の午前2時~午前3時頃、それまで通年公開されていた、武漢ウイルス研究所のデータベースが突然、遮断されて現在に至る。(中国側は、サイバー攻撃を受けたと説明している)

スパイがウイルスを密輸

何度も申し上げますが、仮設に基づくもので、確証がある訳ではないことをご確認申し上げます。

カナダでは、華為技術(ファーウェイ)の副会長・孟晩舟が、対イラン経済制裁違反の容疑で逮捕されています。
そのカナダでは、別件で、邱香果(Dr. Xiangguo Qiu)とその夫で研究者の成克定(Keding Chang)、更に中国人留学生1名が、王立カナダ騎馬警察(カナダの国家警察)によって逮捕されています。
邱香果と言う女性はカナダの国立微生物研究所の責任者で、エボラ出血熱の治療薬であるZMappを開発したメンバーでもあります。
しかし、度々武漢NBLを訪問しており、ウイルスの研究者である夫の成克定を手助けしていたようで、致死率の高いウイルスや病原体などを中国へ密輸していた疑いもあるようです。
もちろん、可能性の話ですが、カナダからウイルスを中国に密輸したとも考えられているようです。

また、インドでは、2019-nCoVウイルスにほかのウイルス由来のアミノ酸配列が人工的に移植されていることを発見したとの報道もあります。

ただし、それが新型ウイルス2019-nCoV(新型コロナウイルス)だったという証拠は、今のところありません。

SARSの時は?

2002年11月に中国で発生した「SARS」(サーズ) 重症急性呼吸器症候群(severe acute respiratory syndrome)のときには、2年後中国政府の衛生部は、ウイルスの流出源の調査結果として下記のように発表しています。

学生が規則違反をし、SARSウイルスを実験室から流出したことが原因だった・・。

今後の対策

今回、習近平の大号令で、武漢が封鎖されたりしましたが、トップがいちいち判断しないと、何も対策が始まらない中国社会は、問題かと存じます。
習近平も、軍事・経済・衛生など、10億人以上の国民や上がってくる情報すべてに対して、日々、対処するのは無理な訳でして、今の制度では、当然、後手後手となるでしょう。
権力が集中しすぎており、官僚は、習近平が言う事はやるけど、自発的に行う事はないと言えます。
患者が出た → おかしいと気が付いた医師が市の衛生局に相談 → 衛生担当者は自分で勝手に決めるとクビになることもあるので上司に相談 → 上司も自分で決められないので対応策を更に上司に相談・・。
このように上司に相談することが、何度も続き、最後に、情報が上がったのが習近平と言う事ですが、その時には、最初の発生からすでに何週間も経過していたと考えられます。

今回、SARSのときと、感染の始まりが似ています。
SARSのときは、広東省の生鮮市場が起源でした。
新型ウイルスの拡大を克服できたとしても、何も対策を講じなければ、また、何年後かに同じような未知の病原体が発生する可能性があります。
まずは、中国で、日常的に野生動物の内臓などの生食が行われているのを、法律で規制するなど、是正する必要性があると考えます。
また、公衆衛生的に、トイレや下水設備など、中国の生活環境の改善も必要かと考えますが、設備の改善には何年もかかりますので、やはり、病原体になりうる動物の食べ方を規制するのか、一番、早く効果もあるでしょう。
新型ウイルスではありませんが、日本でも、2011年4月に富山県の焼き肉店が出した「レバ刺し」で死者5名を出し、食品衛生法が改正されて、牛の生レバーを食べることが禁止なりました。
中国において、このような規制が必要なのではと存じます。
そうしないと、また同じような事が発生するのではと危惧してなりません。

(出典) ※リンクは切れてしまう場合もあります。

現代ビジネス 武漢肺炎「元凶は中国がカナダから盗んだコロナウイルス」説を追う

日本の対応

例えば、検査を比較的積極的に行っている神奈川県相模原市では、2020年3月6日までに、延べ632人検査を行い、陽性は21名となっています。
この632名は、主に濃厚接触が考えられる人が中心ですが、検査結果としては、罹患者は僅か3.3%で、その3%の人も、半数程度は、症状が出ていない無症状です。

このように、感染している確率が高い濃厚接触者でも、約3%しか、感染していないのが現実です。

そもそも、1日に検査できる数に限りがあります。
韓国・中国などは過去にサーズが蔓延したこともあり、もともと日本よりも検査体制が整っています。
新型コロナウイルスの検査を拡大させれば、他の感染症の検査が縮小され、他の病気の患者さんにも影響が出かねません。

また、新型コロナの場合、検査の精度は70%程度と言われています。(機械の精度が悪いのではなく、もともと、新型コロナウイルスは、ごく微量なので、検査する検体の取り方を念入りに行わないと、正確性に問題が生じやすい)

仮に、検査を希望する人を全員検査したとして、陽性だとわかったしても、半数以上は、症状もなく、軽症の場合でも「自宅療養」してねと言う事になります。
隔離病床など、医療設備には限りがあり、入院患者は、新型コロナ以外にも、たくさんいますのでね。
よって、入院する場合は、重傷化した人に限定しないと、医療が崩壊し、助かる命も、助からなくなります。
実際問題、韓国では検査をたくさん行った結果、病院はパンク状態です。

そもそも、病気でもないのに、病院に行けば、そこで感染してしまう危険も非常に高い訳です。
最初は陰性だったのに、あとから陽性になったなどですね。

そのため、現実的なのは、感染しても無症状の人もいるので、不要な外出はしない、人混みは避ける。
そして、感染が疑われる濃厚接触者を検査して、更に重症者に絞って入院・治療する方法が、一番、たくさんの命を救える方法となります。

このような対応をしつつ、治療薬が登場するまで、時間を稼ぐと言うのが、日本の対策方法と言えるでしょう。

2020年3月に入って、中国外務省の報道官がツイッター上に「感染症はアメリカ軍が武漢に持ち込んだ可能性がある」と書き込んでいました。
耳を疑う話です。
ちなみに、アメリカでは「武漢ウイルス」という呼称が定着しています。

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