文章の読点が多くなる理由
読点(とうてん)とは「、」の事ですが、最近はこの読点をたくさん使用する文章が増えてきていると感じております。
実際問題この記事を執筆させて頂いております私も同じです。
ただし理由がございまして、小説家やコピーライターが句読点を多用するように、意図的に短い文体の構成にすることがあります。
まずインターネット上の配信、例えWEB記事などは今や90%はスマートフォンの小さな画面で読まれます。
この当方の記事をご覧になられている方の多くも、恐らくはスマホで閲覧されていることでしょう。
本来であれば読点はかなり少なくていいはずです。
でも狭い小さな画面で文章を読みますと、思いのほか頭に入って来ません。
すら~っと短時間で目を送れるのですが、しっかりと読んで頭に入れないと読んでも100%理解できていないと申しますとわかりやすいでしょうか?
流し読みの状態になりやすいと申しますと分かりやすいでしょうか?
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各個人の読解力の問題もありますが、そもそも文章の構成と言うものは、何百年もの間大き用紙などにて表現してきました。
また手書きの場合には、区切りとなる箇所にて微妙に空白を持たせることも可能なため、わざわざ読点を打たなくても良い感じにできます。
そのためこの記事でもここまで記載したように読点を少なくしていますと、文章は読みやすいのですがその反面理解度はどのくらいに達しているかとなると疑問が残る訳です。
※ここからは読点を多用して記載してみます。
でも、このように「読点」(とうてん)を、ある程度含ませて、文字入力しますと、確かに、読みにくいのは事実だと存じます。
しかし、読みにくいのですが、それぞれの言葉、ひとつひとつの意味としては、印象に残りやすくなるかと存じます。
正式な国語の文章として、読点「、」をたくさん入れるのは、適切ではないでしょう。
しかし、区切りとして、しっかり入れることで、小さな画面でも、意味がより一層、伝わりやすくなり、頭には記憶されやすいのです。
恐らくは、読むスピードを、遅くしないと読めないため、その分、ひとつひとつの意味としては、記憶されやすいのだと、存じます。
※ここからは読点の使用を適切に戻してみます。
上記の読点が多い文章を読んでみるとやっぱり気になってしまった方も多いと存じますが、気になったと言う事はそれだけ記憶に残ったと言う事が言えます。
このように、小説家などでも一部の執筆者は、読者にしっかり記憶させるために使う手法でもあります。
流し読みできるような読みやすい適切な読点の量ですと、読みやすいのですがその中身の多くが伝わり印象や記憶として残るかと申しますと小さな画面では厳しいのです。
私も、できれば1文字でも入力を減らして作業時間を短縮したいところですが、インターネットにて公開する文章の場合で重要であったり特殊なことを伝えるときには、「あえて」区切りや読点を多くする場面がございます。
よって、小説や書籍・雑誌などで読点が多いのは別として、このようにインターネット上の配信内容としては読点など区切りをわざと多くすることで、読めるスピードを低下し、読み手の理解度が高まると考えられます。
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上記の読点を多用し文章が読みにくかったと感じられた方は、ぜひパソコン画面など大きな画面でご確認頂けますと幸いです。
大きな画面だと文章の前後左右もしっかり目に入るため、その分記憶されやすいかと存じますので、読点が多少多くても気になりにくいかと存じます。
今の世の中ではテレビも流し見したり、動画もまともに見ずにただ再生していたりと、しっかりと頭に入らないことが多くもなっておられるのも、理解不足に陥りやすい要因かも知れません。
そのため、読点が多く含まれているインターネット上の文章は、読み手に配慮されているとも言えるかと存じますし、その願いが込められていると思います。
私自身も皆様が大きな画面でご覧になられるのであれば、すべての記事において読点は適切な量にしたいところです。
しかし、90%と多くの皆様が小さなスマホ画面でご覧になるため、意味を適切に伝えるために考えて、必要な部分では読点を増やさなくてはならない状況となっております。
もちろん、個人差がありますので受け手によっては読点が多い文章をご覧になると、画面サイズに関係なく違和感を感じられる方もおられるでしょう。
このように、インターネット上にある文章に関してと限定させて頂きますが、読点が多い人やたくさん使っている人は、読む側の人のことをよく考えての事と存じます。
特に年齢を重ねておられる方ほど、日本人の読解力が低下していることに気が付きやすいため、配慮する形で読点が増えやすいと言えるでしょう。
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読点の使用に関して決まった定義はありませんが、もちろん感じ方には個人差がございますので、気になる人は多いと気になるかと存じます。
恐らくは読点が多いと気になる方は、それだけもともと読解力も備わっており、しっかり読んで中身を理解することができる優秀な方なのだと存じます。
しかし、国語力が落ちている今日、あまた様のように皆が優秀だとは限らないため、このように一定間隔でしか表示される文章の場合には、一番正しく伝わるのが最優先されるべきだと言えるのではないでしょうか?