2018年10月11日、阪神タイガースの金本知憲監督が、セ・リーグ最下位の責任を取って、辞任することを発表しました。
阪神の監督としては2016年から指揮を執り、2018年からは3年契約の1年目でした。
阪神の坂井信也オーナーも辞任します。
金本監督は、コーチ経験ないまま新人監督となり、やはり指導経験不足が否めませんでしたが、ぜひ、外野からまた野球を見て学び、また阪神の指導者として戻ってきて頂ければと願っております。
さて、気になるのは、阪神の次の監督です。
次期監督として最も適任なのは、元監督の岡田彰布さんです。
岡田彰布監督は、2004年から5年間、阪神で指揮を執りました。
監督就任1年目こそ4位でしたが、2年目の205年にリーグ優勝し、それ以降は1度もBクラスになっていません。
と言う事で、最近の阪神の監督としては実績が一番あり、阪神の生え抜き選手でしたので、次期監督として一番可能性が高いと考えられます。
阪神OBらの間では、金本監督が辞任表明する前から、岡田監督を推す声が上がっていました。
岡田彰布さんは2010年からは2年間、オリックスでも監督をしています。
現在、阪神の3塁コーチとして、阪神ファンからも評価が高い、高代延博コーチは、星野仙一監督も中日時代に招聘したコーチで、オリックス時代の岡田監督の元でもヘッドコーチを務めていました。
この高代コーチは、野村監督も「日本一の三塁ベースコーチ」と評価しているくらい優秀なコーチであり、岡田監督が阪神に復帰しても、連携に心配なさそうです。
もし、阪神が高代コーチを解任したら、アホですが・・。
次に有力視されるのは、矢野燿大2軍監督の1軍監督スライドです。
もともと、矢野2軍監督は、将来の1軍監督として、球団が期待している人材です。
また、2018年シーズンでは、2軍チームをウエスタンで優勝させファーム日本一に導いた手腕も評価できます。
しかし、1軍ヘッドコーチの経験はあっても、1軍の監督経験はありません。
ヤクルトの小川監督でも、2軍監督を9年経験するなど経験を充分に積んでからの1軍監督です。
2018年の阪神成績が最下位でなければ、充分に矢野監督であってもおかしくありませんが、2019年は、最下位脱出が急務となりますので、新人監督には重荷と考えるのが妥当でしょう。
引き受けたとしても、矢野監督にはいばらの道です。
あとは、掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)を1軍監督にと言う方法もありますが、掛布さんも矢野さん同様に新人監督と未知数であり、今のチーム状況では厳しいものがあると存じます。
阪神ファンとしては、掛布監督待望論があると存じます、球場が満員になると言う営業的には掛布さんが最適ですし、新庄監督出番か?と言う声も上がっています。
しかし、金本監督のように、また新人監督で、同じ轍を踏めば、後半の入場者数にも影響するでしょう。
最新の報道では、矢野さんに監督を要請との情報もあります。
矢野監督になった場合、金本監督の二の舞にならないと良いのですが・・。
片岡篤史ヘッド兼打撃コーチは、当初2軍監督を要請との報道もありましたが、退団が濃厚です。
いずれにせよ、新人ドラフト会議が10月25日に迫っており、時間がありません。
来季の新外国人など戦力補強も急がれます。
マネーゲームはしないと言っていますが、阪神フロントの動向には注目です。
なお、金本監督には、外部で更に指導法を学び、ぜひ、また阪神の監督として戻ってきて欲しいですね。
ちなみに、ノーベル賞を受賞した本庶佑さんは、岡田彰布さんの後援会「会長」をしているくらいの大の阪神ファンです。