東京・目黒区東が丘1のアパートで、5歳の女の子・船戸結愛(ゆあ)ちゃんが虐待死し、父親で無職の船戸雄大(33)、母親の船戸優里(25)の両容疑者が、保護責任者遺棄致死容疑で警視庁捜査一課に逮捕された事件。
結愛ちゃんは保育園や幼稚園にも通っておらず、食事も1日1食、しかも、ご飯がお茶碗半分しか与えていませんでした。
風呂場では冷水を浴びせられたり、寒い冬でもベランダに素足で出されたり、毎朝、朝4時から結愛ちゃんだけ、自分で目覚ましをかけて、早起きして、ひらがなの練習をさせられたりと言った虐待があった模様です。
結愛ちゃんは2018年3月2日に、息をしていない状態で病院に搬送され、死亡が確認されました。
結愛ちゃんの顔面を拳で殴るなど暴行を加え、全治不明の傷害を負わせた疑いで、船戸雄大容疑者は逮捕されています。
なんでも、2月下旬の昼くらいに、ひらがなの練習もしないで、寝ていたので、風呂場にて暴行したと言います。
この暴行の後、結愛ちゃんはほぼ寝たきり状態となり、嘔吐(おうと)を繰り返していたと証言しています。
どれだけ苦しい思いをしていたことでしょう・・。
死亡時の体重は、5歳の平均より約7キロ少ない、12キロしかありませんでした。
あばら骨が浮き出るほどやせており、おむつを着けていたと言います。
4月からは小学校1年生になる年齢でした。
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父親と母親は再婚どうしで、父親の連れ子は1歳の男子、母親の連れ子が結愛(ゆあ)ちゃんでした。
結愛ちゃんは、母親が離婚したあと、母の実家に一時引き取られて、祖父母が親代わりとなって育てた模様です。
しかし、家族とケンカした母親が再び面倒をみることになったようです。
その後、警視庁は、結愛ちゃん5歳がノートに手書きしたメッセージを公開しています。
全文は下記のとおりです。
ママ もうパパとママにいわれなくても しっかりとじぶんから きょうよりかもっと あしたはできるようにするから
もうおねがいゆるして ゆるしてください おねがいします
ほんとうにもうおなじことはしません ゆるしてきのうぜんぜんできなかったことこれまでまいにちやってきたことをなおす
これまでどんだけあほみたいにあそんだか あそぶってあほみたいだからやめる もうぜったいぜったいやらないからね ぜったいやくそくします
もう あしたはぜったいやるんだぞとおもって いっしょうけんめいやる やるぞ
お父さん・お母さんから不当な扱いを受けても、けなげに、ゆるしてください、いっしょうけんめいやりますと言っていた結愛ちゃん・・・
5歳の女の子に、こんな思いをさせて、しかも、食事を充分に与えずに、苦痛に苦しむなか死なすなんて、とても、信じられません。
こんな記事を書いているだけで、涙があふれて参ります。
とても許せない事件です。
しかし、おんなじ境遇の子供を、再び出さない世の中になってほしい。
限界はあるかと存じますので、責めるつもりはありませんが、児童相談所は訪問もしていて救えなかったのか?
子供が安心して毎日過ごせて、ひもじい思いをしなくて済む日本にするため、我々、大人も考えて行動していく必要性があると思い、辛い内容なのですが、あえて記事に残すことに致しました。
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私は、東日本大震災で親をなくした子供の就学支援として、毎年、微力ながら寄付をさせて頂いておりますが、子供は国の宝です。
少子化で、増々子供が少なくなっているのに、こんなことで大切な命が失われることがない日本になることを切に願っております。
参照元
尾木直樹氏「悔しくて、情けなくて」5歳女児死亡に
目黒虐待死 5歳長女、軟禁状態か 転居後の外出1回
結愛ちゃん、臓器が5分の1に萎縮 継続的虐待で衰弱か