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尾畠春夫さんが30分で発見 山口・周防大島「行方不明」2歳男児をボランティアが無事に保護

行方不明者発見

山口県の周防大島(すおう-おおしま)で2018年8月12日から行方不明になっていた藤本理稀ちゃん(2歳・男児)。
その後、警察や地元消防団などは150人体制で連日捜索をしていましたが、発見されておらず、安否が心配されていました。
しかし、2018年8月15日の朝6時30分頃、無事に保護されました。
本当によかったですね。

この記事では、その保護されたと時の様子をまとめてみます。

理稀ちゃんは周防大島町の曽祖父宅に8月12日午前、お盆の帰省で到着します。
そして、曽祖父(90歳)宅から約400メートル離れた海岸に、祖父(66歳)、兄(3歳)の3人で海水浴に出かけました。
しかし、曽祖父宅を出てから約100メートル言ったところで、やっぱり帰ると、1人だけ引き返しました。
家の近くまで戻るのを祖父は見届けたと言いますが、その100mの間に、行方が分からなくなっていました。
その後に家を出た母親と他の子ども2人は、理稀ちゃんと会っていない状況です。
そして、不明中の8月13日に2歳を迎えたと言う事になります。

その藤本理稀(ふじもと-よしき)ちゃんが、発見された場所は、遊びに来ていた防府市周防大島町家房にある、曽祖父の自宅から数百メートル(700mとも)、北東の山中に入ったところとの事です。

大分県からやってきて、ボランティアで捜索に加わった70代の男性が、1人で山に入り捜索を開始して20分~30分で発見しました。
なんでも、理稀ちゃんの名前を連呼しながらミカン畑の上にある山中に分け入っていったと言います。
すると「ぼく、ここー」との返事が聞こえたため、発見に至ったとの事です。

発見時、理稀ちゃんは、竹藪の下にある沢の近くにて、しゃがんでいたと言います。
※当初、小屋の中にいたとの情報もありましたが誤報だった模様です。
ボランティアの男性が「あめ玉」をあげると、かみ砕くように食べました。
不明時に履いていたサンダルは履いておらず、はだしだったとの情報もあります。
沢の近くにいたとのことですので、沢の水を飲んでいて助かった可能性もあるでしょう。

山口県警によりますと、理稀ちゃんは、脱水症状があるものの、虫刺されなどのほか目立った外傷はみられず、痛みも訴えておらず、受け答えもできていて、命には別条ないとのことです。

発見した捜索ボランティアの男性の名前は、大分県日出町の元鮮魚店経営・尾畠春夫さん(78歳)です。
ご年齢は報道により71歳、76歳ともあり、錯そうしていますが、78歳で間違えなさそうです。

尾畠春夫(おばた-はるお)さんは、東日本大震災の時にも軽自動車で3日かけて九州から南三陸町にボランティアとして駆けつけており、実に500日間に渡って支援しました。
その後、本州1周のお遍路の旅をして、東北復興を訴えるなどしています。
また、その他の災害などでもボランティアとして何度も協力していることから、表彰を受けることも1度や2度ではないと言う、まさにボランティアのプロとも言える御仁です。

捜索ボランティアと言う表現が使われていますが、通常のボランティアだけでなく、幅広く困っている人を手助けするボランティアをなさっているのが、尾畠春夫さんです。
よって、捜索に加わったボランティアと言う事でして、捜索専門のボランティアではありません。
しかし、これまでのご経験から直感的に、この辺りにいるもかもと言う老練の技はあったのかも?知れません。
その後、テレビ朝日の報道によりますと「2016年末に大分の佐伯で2歳の女の子を探した経験から、下るということはないと思っていた。不思議なもんで、子どもっていうのは、上に上がるのが好きみたい」と、取材したことも判明しています。

熊本地震の際には、車中泊をしながら、他のボランティア12名を引き連れて、がれきの撤去などの活動をなさっていました。
その時の様子は、過去に朝日新聞などでも何度も取り上げられている人物であり、例えば下記のように産経新聞の記事でも紹介されています。

熟練ボランティア存在感 行政の経験不足カバー

広島県でのボランティアを終え一時帰宅したところ、幼い子供が行方不明だと報道で知り、前日の14日の午後に駆け付けました。
そして、現地にいた警察の偉そうな方に、自分の運転免許証を見せて、ボランティアで捜索しても良いかと許可をもらったそうです。
その日は数時間しか捜索できませんでしたが、2日目には朝3時30分に起きて、捜索を早朝の朝6時から、ひとりで開始していた次第です。
テレビのインタビューに対しては、無事に見つかって本当に良かったと「男のくせに涙を流してごめんなさい」と答えていました。

下記はTwitterからの情報です。

ところが、ネット上のSNS発言では、その発見したボランティアが誘拐していたのでは、などといった、憶測による軽率な発言も見受けられます。
警察は2日間、どこを探していたんだと言うご意見であれば、まだ理解できますが、見返りを求めず、捜索に参加し、命の恩人とも言うべく、尾畠春夫さんに対して、本当に失礼な事態だと許せない気持ちです。
もちろん、警察・消防・海上保安部などの皆様も、お盆返上で、暑い中、捜索に当たったわけですので、敬意を表すべき事案です。

尾畠春夫さんは、恐らく、山口県警の警察からも表彰を受けることになるかと存じますが、SNSなど公の場にて、憶測に元ずく発言は、慎みたいところです。
※その後、当日の16時頃に、警察より表彰を受けています。

尾畠春夫さんは、バスタオルに理稀ちゃんを包んで下山し、途中で警察・消防に合流すると、自ら曽祖父宅に送り届けました。
理稀ちゃんは母親(37歳)や祖母らと3日ぶりに面会し、その後、山口県柳井市内の周東総合病院に搬送され、点滴や診察を受けています。
母の藤本美緒さんは涙を流し「よっちゃん、良かったね」と繰り返していたと言います。
警察も事件性は低いとみている模様です。

このような幼い子供の行方不明事案では、発見に至らないことが多々あるため、本当に心配していましたが、無事に発見され非常に良かったと安堵しています。
今回のケースは、2歳時が不慣れな帰省先でもありましたので、子供は来た道もわからなかったと言う事があるかと存じます。
幼い子供は、どんな行動を取るかは予測不可能です。
送り迎えは、面倒だとしても、しっかりと確実に

(参考)

わずか20分で発見…ボランティア男性の場数踏んだ勘
捜索ボランティアの尾畠春夫さんは「師匠」と呼ばれていた。行方不明だった2歳男児を発見

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