小さな会社をひとり社長で起業する際の「定款作成」に関して実録として、定款作成方法などを残しておきたいと存じます。
定款(ていかん)と言うのは、会社の組織・活動について定めた根本規則の規則書類のことを言います。
(例) IT企業の会社目的検索(定款・登記記載目的事例検索サービス)
上記のサイトからですと、実際の登記事例(適格事例)から会社目的を検索可能ですので、とても重宝しました。
なお、定款記載の会社目的、記載事項は、あまり特殊なものにはしないほうが良いです。
その内容で、定款が承認されない可能性があります。
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定款は、仕組み上、一度、公証役場へ事前確認を受ける必要があります。
すなわち、公証役場には、アポを取って、2回、出向く必要があります。
今回、法人設立の代行として利用することになった「会社設立ひとりでできるもん」では、行政書士さんが、公証役場へ事前確認と、公証役場での定款認証の2つを、代行して行って頂けました。
提出に必要な書類も「会社設立ひとりでできるもん」のシステムにて、定款も自動で生成されて、自宅のプリンターにて印刷できます。
流れ的には「会社設立ひとりでできるもん」のシステムから必要事項を入力すると、定款の原型ができますので、内容に問題なければ、個人の身分証明書コピーや、印鑑証明書のコピーをシステムから送信します。
すると、最初の公証役場へ事前確認を、即日~3営業日程度で、行政書士さんがおこなってくれます。
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公証役場での事前承認と言うのは、提出予定の定款に、形式上の不備があるか?の確認を行ってもらうものとなっています。
それを行政書士さんが行って頂けるのですが、もともとの定款は、何回も問題なかった内容で作られていますので、問題があるとしたら、会社目的の記載部分となります。
そのため、冒頭で記載した検索システムにて調べて、あった記述と100%同じようにすれば、まずは、問題ないです。
自分しかない表現など、ちょっと特殊な内容にしてしまうと、不承認になる可能性がありますので、当たり障りが無いのが無難です。
私は、公証役場へ事前確認が完了したと、メールで報告も届くのかな?と思って、金曜日に送信して待っていたのですが、メールが来ないので「会社設立ひとりでできるもん」に水曜日にログインして確認しました。
すでに公証役場へ事前確認が完了していると表示されていました。
もしかしたら、火曜日(前日)くらいには、完了していたかも知れません。
そのため、次のステップとして、自宅のプリンターで、定款と委任状をA4用紙に印刷して、ホチキスで止めて、実印(個人の)を押して行きます。
ひとり社長の場合、発起人もひとりなので、印鑑を押す回数も少なくて良いです。
ただし、実印を割り印する際には、かなり強めに押さないと、印影がハッキリしません。
お恥ずかしい話、私の場合、1回目は、うまく印鑑を押せなかったので、2回印刷して、2回目のを行政書士さんに提出することに致しました。
人生2回目の法人設立ですが、この定款など、捺印するのは、慣れません。
個人の印鑑証明書の原本と、委任状つきの定款セットを、レターパックプラスにて発送しています。
印鑑証明書は、悪用されると大変ですので、必ず、追跡できる書留やレターパックで、送りましょう。
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この実印を押した定款を行政書士さんに発送するまで、最初に申込してから、5日目となりました。
あとは、行政書士さんが、公証人役場に持って行ってくれて、書公証役場で問題が無ければ定款認証で電子定款CD-R発行となります。
この公証役場での電子定款承認費用は52000円でして、事前に行政書士さんに、銀行振込済みです。
※今回「会社設立ひとりでできるもん」のシステムでは、バーチャルオフィスのキャンペーンで、行政書士さんに支払う費用は0円となっています。
なお、定款を紛失した場合に、公証役場での再発行に必要なデータ(CD-R)は、行政書士さんが保管する条件となっています。
要するに、失くした場合の定款再発行は、その行政書士さんに有料で依頼しないといけないと言う事が言えると思いますが、まぁ、失くすことはないでしょうから大丈夫でしょう。
何事も無いと良いのですが、定款認証後に、次に必要な作業は、出資金の払込と言うことになります。
ミニ・トラブル発生
今回、行政書士さんに、定款類を、エクスパック500に、20円切手貼って、発送手続き致しました。
ところが、ポストに投函した翌日、戻ってくると言うトラブルが・・。
調べてみますと、なんと、エクスパックの取り扱いが、2014年で終了していたのです。
手元にエクスパックが残っていたので、きちんと20円切手も貼って出したのですが、また、改めて「レターパック・プラス」にて再度発送することになり、この間、3日ほど、ロスしてしまいました。
私だけだと思いますが、想定外のことが起こります。
皆様もどうぞご注意を。
なお、定款を行政書士さんに郵送しましたら、翌日「受理した」旨と、公証役場に行く予定日が明記されていました。
次の営業日と、最短で行ってもらえています。
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念のため、記載しますが、東京や大阪などの都市部では、毎日のように会社設立もあるので、公証役場も、毎日(平日)開けているところが多いので、スムーズです。
しかし、地方になりますと、公証役場によっては、週2回だけ受付しているようなケースもあると思います。
また、今回のような、会社設立のパックのようなものを利用しても、地方ですと、行政書士のネットワークを使うため、行政書士の手数料が追加になることもあります。
よって、バーチャルオフィスを借りて会社を作るにしても、都心部だと、すべてがスムーズに行き、一番安くもできます。